見直しの前に

「どの保険商品がおトクか」の比較に入る前に、考えるべきことが「保険の入り口」です。効率よく出口にたどり着くためには、入り口から道を間違えないことが大切です。ここでいう出口とは、「保険の契約」ではなく、「保険金の受取り」の場面です。目先の保険料の安さだけで判断するのではなく、それがいつまで続くのかという点まで考えることが大切です。保険見直しをした人の中には、「それでも相変わらず不安」という人が結構います。そうした人は、保険会社を変えても結局、似たような商品を選択しがちです。それならば、むしろ保険見直しをしない方がいいのですが、そのことに気づいていません。保険の加入には年齢が関係し、年齢を重ねるに従い保険料が上昇します。

そして保険の利回りに相当する「予定利率」は低金利のあおりを受け、現在は過去最低水準です。保険見直しにあたっては、加入当初よりも年齢や利回りの点で不利だということをあらかじめ知っていれば、違う選択をした可能性もあるでしょう。同じ保険会社で違う商品に保険見直しするという選択をしたかもしれません。このように、「知らないこと」は確かにリスクのひとつです。ただし、商品知識を蓄えてもそれに加入する合理性が見当たらなけらば「ムダな知識」です。では、何を知っておけがいいのでしょうか。保険商品や商品知識の情報ばかり氾濫し、何を選んでいいのかわからない、それは「考え方・ライフプラン」が不足しているからです。正しいライフプランが定まれば、たくさんある商品から「必要・必要でない」と取捨選択できるようになります。